クリエイティブの考え方と検証方法を記載しております。
他社リサーチ
クリエイティブを作る際に、必要な事は他社の当たっているであろうクリエイティブを見るのが1番早いでしょう。
今でしたら、
・動画分析PRO
・FBライブラリ
・インスタ、facebookのオーガニック
この3点をチェックする。
他社クリエイティブ分析
他社クリエイティブでずっと回ってるものはそれなりに効果が良いと考えて分析する。
・構成(商品画像、テキストの配置、背景色など)
・テキスト内容
使えそうなテキストをピックアップ
ダルダル腹卒業、定期縛り廃止しました、脂肪減少成分、-500円、脂肪減少サプリ
自社に置き換える
リサーチしたものを材料に、自社で過去当たったキーワードや、背景色を使って置き換える。
今回1番見せたいものは、「1袋で脂肪が落ちる」をベースにキーワード構成。他社のクリエイティブ構成と「脂肪減少法」を拝借し当てはめました。
過去の勝ち実績がある「1袋で脂肪が落ちる」をベースに他テキスト3パターンほど作成。
勝ちテキストがない場合は、メインテキスト箇所(今回でいうと、1袋で脂肪が落ちる)を複数作ってテスト。
入稿テスト方法
2023年では、初動である程度勝ちクリエイティブを判断できてたのですが、
波が激しいため、良いクリエイティブの判断に3日ぐらいはかかる。それを頭においてテストしてみる。
1-1-1×3でキャンペーンガチャをひく。
キャンペーンにも広告セットにもガチャは存在していて、この2点を検証するのはむずかしいので、
1-3-1ではなく、1-1-1×3で検証するのがわかりやすいのでおすすめ。
単価と日予算について
例えば、1つのクリエイティブでキャンペーン1,2,3を作りテストしたとする。
自分の場合、
・単価:10000円
・日予算、各15000円
でテストをしているが、よりテストの精度を上げたいなら、日予算は単価の2倍以上でテストした方が良い。(外した場合の赤字がデカいので、自分は1.5倍ほどのテスト費用にしている)
・日予算15000円の場合、
勝ちクリエイティブだと、CVが2~3以上程度。3件つくなら、期待値高いが、2件だとまぐれの可能性もあるので精度としてはちょっと考えないといけない。・日予算20000円の場合
勝ちクリエイティブだと、CVが3以上CVをとらないと利益が残らないため、勝ちという精度に関しては日予算高い方が検証はしやすい。
合格ラインと損切
合格ラインとしたら、日予算15000円で2CVはほしいところ。
例:日予算15000円、単価10000円だった場合
キャンペーン1:CV2←合格
キャンペーン2:CV1←伸びる可能性あるが、現状のクリエイティブの型が効果良いのかわからないので切り判断で良い
キャンペーン3:0←切り
自分は0時から配信をして、13時までにCVしなかったものは、切ることにしており、CVしたものは夜まで残す事をしている。
※CPMが暴発したり、CPCが糞高い時でも止めずに13時ぐらいまで判断している。完全にCV重視で考えている。テスト費用渋ってるので、逆にこのCPM帯でも戦えるかどうかの判断材料として見るべきだと考えてもいいと思ってる。
2日目以降の勝ちキャンペーンの動きについて
テストで1日目に勝ち残ったキャンペーンとクリエイティブ、
2日目で悪化する事は多々あります。
metaは波があるというのを考えて頂ければわかるのですが、
次の日には、ターゲット層の拡大、ひどい時には、がらっとターゲットを変えちゃう事も。(配信年齢や配信面などをみたらimpが変な年齢層や変な配置によったりしてる事がある)
これは学習中って事で、meta側がいろいろターゲットを探してる状態と考えて良い。
ホームラン級のクリエイティブは初動からずっと効果が良いのは、
ターゲット層が変わっても獲得できちゃう、超良クリエイティブと考えて良い。
バント、ヒット級のクリエイティブだと、このターゲット拡大、変更、に耐えられないため、
悪化する傾向がある。
そこでこちら側でできることは、
媒体に、ターゲットずれてると教えてあげる事。
その方法として…
媒体にターゲットを教える方法
・OFFにして-シグナルを送る
・予算を下げて-シグナルを送る
この2点が効果的である。
ではクリエイティブテストの話に戻ると、
1日目で獲得できた、クリエイティブが2日目に悪化しても悪いクリエイティブだと切る判断はまだ早く、止めてあげる作業が必要。
僕の方では2日目は、
13時まで様子をみる。
↓
0CVだとOFF、CTR低くてもOFF、遷移率低すぎてもOFF(ターゲット層当たってないため)MCPAはそこまで気にしてないですが、上記の状況だと高くなってるかと思います。
↓
3日目0時にON
2日目と同じ動きを確認する。
13時に0CVなら➡クリエイティブ切る判断でOK
13時に1CVなら遷移率やCTRの数値がよければ、残して様子を見る(次の日判断に)←外的要因もあるので。
↓
4日目に関しては、
13時に0CVまたは1CV数値よくても➡クリエイティブ切る判断でOK
勝てないクリエイティブと判断して良い
ONOFFだけの判断で配信を続けていく。
7日目ぐらいで
通算CPAをみてほしいのですが、単価の10000円超えてる場合はクリエイティブは切る判断で良い。
7日目以降は、機械学習が終了しターゲットが固定するので、7日間の通算CPAぐらいでの獲得の動きになる傾向がある。
稀に運よくCPA鬼下がる日もあるが、1ヶ月トータルでみたら赤字の方が多い。
逆に、通算CPAが安く収まった場合、キャンペーンにCV30前後ぐらいたまった時点で、毎日ブレブレだったものが、安定して赤字になりにくくなって、CVが伸びていく傾向がある。初動よりも数値よく息長く配信できる事もある。
クリエイティブ外れた場合
クリエイティブテストでいまいちうまく行かなかった場合、
僕の場合は静止画なので、メインテキスト、サブテキスト、背景色の3点を意識している。
今回は勝ちクリエイティブのメインテキストを置いたため、サブテキストのテストをした。
ただ、この場合はサブテキストが外れたと判断するより、このクリエイティブ構成では、メインテキストとマッチしなかったと判断する。(1番見られるところのため)
構成は他社で取れてると考えてるので、
メインテキストだけ変更して、テストをする。
↓
クリエイティブが当たった場合
メインテキスト残して、サブテキストや背景色を違うものをテストする。
構成とメインテキストがはまった場合、これぐらいの横展開でもCVとれやすいので、難易度は簡単になる。
ROAS150以上のクリエイティブが5つほど見つけたら予算高額で入稿
ROAS150以上のクリエイティブが見つかったら、
ダイナミックまたは、ASCで勝ちクリエイティブだけ組んで30万ぐらいから入稿。
利益出てるならどんどん予算上げていく。
まとめ
クリエイティブの検証と考え方を簡単にお伝えしました。
基本的にはROAS300とか200とか出るようなクリエイティブが出るのが望ましいですが、
経験が浅いうちは、ROAS130のクリエイティブをたくさん作って、利益を出すといった手法の方が、確実に前に動けるかと思います。
ROAS130%で日予算5万円 ➡ 利益15000円×CLが10個=1日150000円 ➡
30日:利益4,500,000円
赤字出る日もあるので、こんな、うまくはいかないですが、たぶんこちらを目指す方が、ホームラン当てにいくよりも、赤字が少なくて、利益を残せやすいと思います。
クリエイティブを作っていく上で、たまにホームラン級のクリエイティブが仕上がる事もありますし、外的要因でバブル(何入稿しても利益でる)が起こることもあります。
その際はもっと利益伸ばせるので、経験が浅いうちは、細かい手で利益伸ばせていけたらOKだと思います。
コメント